
アヌシーからシェフに会いに、思い出の村、マニゴー村へ。

マニゴー村までは急な山道を一時間くらいかけて登ります。
対向車のいない山道では、知らず知らず左側を走っていることが有りました。

シェフの生まれ育った小さな山小屋があった場所に今はレストランが有ります。
その山小屋にはよく遊びに行ったりクリスマスもシェフの家族と一緒に過ごしたり
しました。

入ってすぐ、大きな暖炉が有ります。ここでアペリティフを頂きます。

ガラス張りの地下はワイン庫に。

トイレもアルプス山小屋風。

店内、奥がガラス張りの調理場。

客席からの風景。目の前の建物はプライベートのシェフの家。

笑顔でパンのサーヴィス。

久々の再会でとても喜んでくれました。

液体窒素でアルプスの香りを閉じ込めたクリームのサーヴィスはシェフ自ら。

凍ったクリームは、一人一人に手渡しし、目を瞑ってゆっくりと口の中に入れると、アルプスの香草などの風味が口いっぱいに広がっていきます。

以前はコックコートでしたが、今は80歳近くになり、流石に調理場での調理はしていませんでしたが、客席や調理場を行き来し、細かい指示を色々出していました。

30年前に山小屋の近くで野生のほうれん草を採取していた場所が、今ではホテル
レストランになっています。

毎週一回、早朝からスタッフ全員で、標高2000mくらいの場所で、高山植物の花や葉、根を採取していました。

よくシェフは、この奥の自分の生まれ育った山小屋を将来はレストランにして4テーブルだけの小さなお店をする事が夢だと言ってました。
しかし、今はホテルそして、大きなレストランになりました。